中学受験をご検討中の保護者の皆様、ご苦労様です。
今まで、ムスコの社会(特に歴史)の成績が絶望的でした。
いっそのこと、捨ててしまおう♪
…なんて思ったコトが幾度となくありましたが、そうも言ってられないのが首都圏中学受験の実態です。

国語も絶望的やんけ!
そうなんですよのpaddle師匠!
国語、社会の残念具合は、こちらの記事をご参考ください。
算数・理科だけで勝負できる学校を探し始めている時点で残念具合が分かって頂けるかと。
国語、社会は個別指導塾でフォローしてもらっていたのですが…特に社会の成績が一向に上がらず。
私は、次のように考えました。
- 暗記科目なので、短い時間でも日々の地道な反復学習が大事。
- 個別指導に頼らず、工夫すれば自宅学習で私がフォローできるはず。
で、工夫しながら勉強法を色々トライしてみた結果…ついに成績が上昇し始めました!
今回は、どんな勉強法を取り入れたのか?ご紹介したいと思います。
結論から言うと、以下の勉強法を取り入れました。
- 日能研ではタブーの予習解禁
- ちょっと特殊なマーカー勉強法
- (車内限定)スタディアップ
一つずつ、掘り下げながらご紹介してきたいと思います。
では、行ってみましょう!
成果の程度は?
いきなりですが、どれだけ成績が上昇傾向にあるのか?を説明しますね。
まずはこちらをご覧ください。
ムスコの社会(特に歴史)の成績は、評価4〜5で推移していました。
小5の時からそんな感じで、小6になってからも相変わらずの状態。
日能研に通塾している方ならご理解頂けると思いますが、一応まだMクラス在籍なのに評価が”4”とか”5”って…
マズイんじゃないか!?
抜本的なテコ入れが必要じゃないか!?
そう思い、取り組んだ結果…何とか評価”7”をゲットするコトが出来ました。(青枠部)
『うれしい』という気持ちより、このやり方に変えて良かったんだ…という、
『安堵の気持ち』です。
で、このやり方とはどんなやり方なのか?ついてご紹介しますね。
日能研ではタブーの予習解禁
スケジュールが無理ゲー
日能研では、予習するのはタブーとされています。
それを忠実に守ってきました…が、スケジュール的に無理ゲーですね。
現状の小6ムスコの在籍クラスのスケジュールは、以下のようになっています。
曜日 | 科目 | コマ数 | テスト範囲 |
---|---|---|---|
火曜日 | 算数 | 3コマ | 今週のテスト範囲 |
木曜日 | 社会 | 2コマ | 今週のテスト範囲 |
金曜日 | 国語 | 3コマ | 来週のテスト範囲 |
土曜日 | 理科 | 2コマ | 来週のテスト範囲 |
算数 | 2コマ | 来週のテスト範囲 | |
日曜日 | 今週の育成テスト |
木曜日に習った社会が、中2日で日曜日の育成テストに出題されるワケです。
宿題をこなしながら覚えつつ…、2日後のテストに備えるのはハッキリ言って無理ゲーですね( *`ω´)
社会だけに限っては、予習しないと何ともならない状態でした。
タブー破りの予習解禁!
日能研では、予習するコトはタブーとされています。
で、その言いつけにしたがって今まで予習してこなかったワケですが、この状況を打開するには
予習するしかない!!
そう思い、塾側に直談判しに行きました。
相談結果(ムスコの状況も理解してもらった上で)、
『予習しても良いですよ』
とあっさりOK頂きました♪
特に小6では、(地理、歴史を)一周習っているのでOK判断をもらえたのかなと。
そんな経緯で、社会だけ予習するコトに。
ちょっと特殊なマーカー勉強法
マーカー勉強法をネットで調べてみると…イロイロ出てきますが、ちょっと抽象的ですね。
そこで、我が家で編み出した『マーカー勉強法』をご紹介します。
※すでにどこかで編み出されているかもしれませんが、その点はご容赦ください。
答えを本科テキストにマーク
まず、日曜日。
来週の日曜日のテストに向けて、予習の始まりです。
栄冠の◆授業での自分を思い出しながら取り組んでみよう◆(以下、『取組』)を私が読み上げます。
答えになるトコロも一緒に読み上げて、ムスコには本科テキストに答えのワードのみをマーキングさせます。
ちなみに、下の写真のような形になります。
そんなに時間はかかりません。せいぜい20分程度。
子供にとってはマーキングするだけの作業なので、精神的な負担は軽いようです。
むしろ、宝探しみたいな遊び感覚でやってます(^_^)
テキストを見ながら問題を解く
月曜日、『取組』の問題を解きます。
もちろん、そのままでは解けないので下記の条件で。
- テキストを見ながら解く。
⇨日曜日に付けたマーキングを見ながら解くので、子供にとっては探しながらの作業に。 - 解くと言っても口頭で。
⇨ムスコは書きたがらないので、口頭のみで答えさせる。 - 分からなかったら、すかさずサポート。
⇨すぐに集中力が切れるので『テキストのココに載ってるよ』等、間髪入れずサポート。(でも、子供の口から答えさせるのがポイント)
これを、火曜日、水曜日も同じやり方で解かせます。
時間は月曜日に20分かかっているとしたら、火曜日は15分、水曜日は10分…と、短くなってくるはずです。
ここでの重要ポイントは、ムスコ自身にしゃべらせるコト(以下、アウトプット)だと思っています。
毎日継続してアウトプットするコトで脳内に染み込まれていくのかな、と。
木曜日の授業後
木曜日、授業の日です。
予備知識が入った状態で授業を受けるので、より理解を深めながら授業に参加できる様子。
授業後に正式に宿題として課されるので、帰宅後にムスコと一緒に『取組』を解きます。
今度は宿題で書くコトが義務付けられているので、
『宿題だから仕方ないよね』
と、なんとかムスコを諭しながら、宿題を書かせます。
この段階でも、ムスコは完全に覚えきれてないですが…

テキストのこの辺に載ってた!
と、ムスコの脳内で『取組』の解答とテキストにマーキングした答えのワードが結びついていくようです。
塾側からの課題は
「宿題として『栄冠』(『取組』と『問題研究』)を2周書くように」
とのコト。
木、金で1周。土曜に2周目。というカタチで宿題をこなしながら、脳内インプットも着実に進みます。
最後に土曜の晩、口頭でもう一周。
ここまでくれば、問題と答えをセットで覚えてしまう状態に。
そして、日曜日の育成テストを迎える…という流れが定着してきました。
(車内限定)スタディアップ
車内限定で、スタディアップのコンプリートマスターという歴史のCDを聴かせています。
通常版と倍速版があります。どちらも試した結果、(ムスコには)通常版が効果ありそうってコトが分かってきました。
ゆっくり聴かせるのが良いようです。
出典:コンプリートマスター
車内では、その週のテスト範囲となる時代(単元)に絞って聴かせています。
分かってきたのは、このCDには(子供にとって)向き、不向きがありそうかと。
兄ちゃんみたいな感じの先生が、気さくな口調で講義してくれます。
フレンドリーな感じが受け入れられないって子供さんにとっては、
『聞きたくない』って思っちゃうかもしれませんね。
ムスコも聞きたくなさそうにしていますが、私が塾に送り迎えする時は(強制的に)このCDを聴かせています。
聴き流しているようでしたが、少しずつ頭に入っている様子なのか?
最近は、CDに対してツッコミを入れ出しました。
『こっから、こう言いたいんでしょ。その後、含み笑いするんでしょ。』みたいな(^_^)
ツッコミを入れ出すと言うことは、少しずつ耳から脳内にインプットされているのかなと。
今後の課題
漢字で書けない!!
とにかく覚えさせるコトを優先してるので、回答用紙はひらがなだらけ…。
ムスコ本人も、漢字の間違いを避けたいのか?必要以上に漢字で書こうとしないのです。
おかげで、回答用紙はひらがなだらけの状態に。
回答用紙は、いつもこんな感じです↓
『漢字で答えなさい』以外は、ほぼ全てひらがなという有様。
今まで、漢字で間違えてきた回答は数知れず…
ムスコも失敗を恐れているのでしょうか。
確実に漢字で書けるようになるのが今後の課題かと。
テストの解き直しをしたがらない
テスト後、間違えた問題をムスコ自ら解きなおそうとしないのも大きな課題ですね。
ムリに解き直しを強要すると、やらされ感満載になっちゃいます(^_^;)
でも、自主的に解き直しをするかしないか?が本当の意味での成長に繋がるのではないか?と。
ここについては、辛抱強く待ってみよう…と思ってます。
最後に
今回、ご紹介した学習方法のおさらいです。
我が家が改善した社会の勉強方法は、下記3点でした。
- 日能研ではタブーの予習
⇨短い時間で毎日反復。 - ちょっと特殊なマーカー勉強法
⇨本人の口からアウトプット。 - 車内限定でスタディアップを視聴
⇨耳から脳内にインプット。
インプットとアウトプットで相互に脳に刺激を与えたから、暗記できるようになってきたのかなと。
この結果、少ない勉強時間で点数を稼げるようになってきました。
また、余った時間を他教科にも費やせるので、全体的な点数の底上げにも繋がる結果に。
総合して、ムスコ自身のモチベーションの向上にも繋がったかと思います。
しばらくはこの学習方法を続けてみて、行き詰まるようならまた変えてみて…
『中学受験の勉強ってトライ&エラーの繰り返しなんだな』
と、改めて思ったのでした。
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