過去問対策で見落としがちな観点とは?注意しておきたいポイント3点

中学受験情報

中学受験をご検討中の保護者の皆様、ご苦労様です。

9月に入ると、6年生は各ご家庭で過去問に取り組み始めます。

志望校対策として一番有効な手段なのですが、過去問を解くにあたり注意しておきたいポイントがいくつかあります。

paddle師匠
paddle師匠

すでに塾から言われてるコトなんちゃうのん?

いやいやいや!

塾から言われているのは

『解くための諸注意』とか

『解いた後はなぜ間違えたのか分析しましょう』みたいなコトで。

過去問には、見落としがちな観点、”誤解”というか”罠”が潜んでいます。

(4年前のムスメの中学受験時の反省でもあり、ムスコの中学受験でも肝に銘じておきたいと考えている内容です)

結論から言うと、下記3点です。

  1. 過去問の合格ラインは過去の参考データと捉える。
  2. 出題範囲に絞って対策を!
  3. 過去問を3周するより**した方が望ましい。
    (**については後述)

今回は、上記の3点について深掘りながらご紹介したいと思います。

では、行ってみましょう!

合格ラインは過去のデータ

学校の入試難易度は、何かをきっかけに急に変動するコトがあります。

たった数年で偏差値が5以上変動するコトも。

過去問のデータとして載っている合格ラインとはその年度の合格者平均点、受験者平均点

合格点を超えたから喜んだり、逆に超えないから悲観したり…っていうのは少し早計なんです。

具体的に、どんな学校がどれくらい偏差値変動したのか?

何例か、ご紹介しますね。

青山学院大学系属浦和ルーテル学院中学校

2019年、浦和ルーテル学院中学校は青山学院大学の係属付属校化を発表しました。
注)完全係属化は2030年度の高校卒業生から対象のようです。

結果、2019年を境に偏差値が上昇し始めて…2年間で偏差値は20以上の上昇に!

具体的な経緯や今後の注意点等については、下の記事をご参考ください。

当然ですが、2018年以前の過去問を解いたとしてその合格点のデータは既に参考にならないとご理解頂けると思います。

上記の例は極端すぎるのでもう少し身近な例を探してみました(^_^;)

巣鴨中学校

下の偏差値表は、2018年9月発行のR4偏差値です。

巣鴨中学校は、偏差値50だったコトがわかります。

合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階(RANGE=レンジ)を示し、『R4=80%、R3=50%、R2=20%』を意味します。 出典;日能研

一方で下の偏差値表は、2021年8月発行のR4偏差値。

予想R4偏差値は56。

3年間で、6動いたコトになります。

巣鴨中学校の偏差値変動の分析については割愛しますが、何かをきっかけに偏差値が跳ね上がる(その逆もあり得る)コトがわかります。

R4予想偏差値も参考程度に

他にも例を挙げると、キリがありません。

じゃあ、自分の受けようとしている学校は上がるのか?それとも下がるのか?

それを占うのが日能研が発行している予想偏差値です。

この偏差値表とニラメッコしながら志望校、併願校をどうすべきか?

撤退すべきか?チャレンジングに突撃しようか?悩まれる保護者様って多いと思います。

当然、我が家もそのうちの1人です(^O^)

ところが、予想偏差値を裏切ってくる学校もあります。

例えば、広尾学園小石川中学校。

結局、予想偏差値や合格ラインは参考程度に留めておくのが賢明ですね。

出題範囲に絞って対策を!

出るところからしか出ない

10年以上続く学校、保守的な学校の場合、出題傾向は毎年変化がありません。

ムスメの中学受験期の反省点として、出題されない分野(以下、非出題分野)も勉強していたコトが挙げられます。

志望校と併願校の出題傾向を調べて、非出題分野はバッサリ切り捨てて頻出出題の分野(以下、頻出分野)に時間を集中投下して勉強すべきだったと反省しています。

なぜなら、非出題分野を勉強しても点を稼げないし時間のムダだから。

日能研の場合、9月からステージⅤという段階で総復習に入りますが、非出題分野は手を抜いてもイイかもしれませんね。

  • 新設校、学校改革を試行錯誤している学校等、一部当てはまらないかも。
  • 12月頃に入試問題説明会なるイベントが実施される学校もあります。確認しておくとベター。

出題傾向&対策を参考に

では、どうやって頻出分野と非出題分野を見極めるのか?

一つの手段として、次の方法をオススメします。

声の教育社が出版する過去問シリーズでは、下図のように”出題傾向&対策”というページが記載されています。

国語を例に解説すると、次のことが分かってきます。

【頻出分野】

  • 読解系…説明文・論説文、小説・物語文
  • 暗記系…漢字、語句など

【非出題分野】

  • 読解系…詩、短歌・俳句など
  • 暗記系…文学作品など

ここから読み取れる例として、俳句は出ないコトがわかります。

すなわち、季語を暗記しない!等、割り切るのもイイかもしれません。

難関校では、物語文と季語を複合して出題してきたり…等あるようなので、過去問研究をしながら塾の先生に相談してみるコトをお勧めします。

過去問を3周するより**する

よく”過去問の対策”についてネットで調べていると、

『過去問は最低3周解きましょう』みたいなコトを提唱している人がいます。

10年以上続く学校&保守的な学校に限るんですが、過去問を3周解くより10年分解くコトをオススメします

そうオススメするのは、以下の理由があるからです。

  • 国語、算数、理科については出題傾向が変化しない。
    (社会は統計データ等、年度で解答が変化するのでお勧めできません)
    ⇨本当に出題傾向に変化がないか、調べてみるコトをお勧めします。
  • 3周解くと、解法ではなく解答を覚えてしまう。
    ⇨過去問で高得点を取れるようになるのが目的ではない。
     初見の問題を理解し、処理できるようになるかが鍵!

メルカリ等で10年前の過去問を探していると、高値が付いているコトも。

塾側に相談し、借りてコピーさせてもらうのもアリかもしれませんね。

最後に

以上、過去問対策として”見落としがちな3つの観点”として保護者目線で書いてみました。

観点は大きく3点。

おさらいすると、下記になります。

  1. 過去問の合格ラインは過去の参考データと捉える。
  2. 出題範囲に絞って対策する。
  3. 過去問を3周解くより10年分解く方が望ましい。

ケースバイケースですが、もし参考になれば取り入れてみて下さい。

4年前のムスメの雪辱を晴らせるか?

ムスコの中学受験もいよいよ大詰め。

全力でサポートしていきたいトコロですが、どうなることやら…

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