学習院中等科から出題された『まなの本棚』山中伸弥先生との対談とは

国語・作品/暗記

中学受験をご検討中の保護者の皆様、ご苦労様です。

今年も買ってしまった日能研の銀本(国語)!

銀本とは、みくに出版から販売されている『中学入学試験問題集』の通称です。

早速パラパラと眺めていると…学習院中等科で『まなの本棚』が出題されていました

出題範囲は、山中伸弥先生との対談部分です。

そんなワケで、今回は下記の流れでご紹介していきたいと思います。

  • 『まなの本棚』ってどんな本?
  • 学習院中等科の出題内容
  • 実は続きがあった未収録部の対談のご紹介
  • 出題された学校紹介

では、いってみましょう!

『まなの本棚』ってどんな本?

少しご紹介(ネタバレあります)

改めて、『まなの本棚』ってどんな本なのか、少しご紹介しますね。

「本の出逢いは人との出逢いと同じ」
年間100冊以上も読み、本について語り出したら止まらない芦田愛菜が本当は教えたくない“秘密の約100冊”をご紹介。
世代を超えて全ての人が手に取ってみたくなる考える力をつけたい親御さんと子供たちにも必読の書です。

スペシャル対談
山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長 教授)
・辻村深月さん(作家)
も収録!

出典:Amazon(まなの本棚

一言で表現すると、『芦田愛菜さん著の書評本』ですね。

絵本から、文学作品、学習マンガ、図鑑、最近刊行された小説まで。約100冊が怒涛のように紹介されています。

書評のレベルとしては、等身大の中学生だなと思う反面、さすがだなぁと感心するトコロもありました。

具体的に感心させられるのは『この役で演じたことがあるのですが…』みたいな役者視点での書評が出てくるトコロです。

これは、子役で多様な役を演じてきた彼女だからこそ言えるコトですね。

とにかく『本当に本好きな子なんだな』と、しみじみ伝わってくる1冊でした。

学習院中等科の出題内容

山中伸弥先生との対談部から出題

京都大学iPS細胞研究所所長・教授の山中伸弥さん(以下、山中先生)との対談部から出題されました。

対談は、『読書』をきっかけにして会話が展開されていきます。

  • もしSF小説を読んでいなかったら、科学者になっていなかったかもしれないですね(山中先生)
  • 紙の本を『めくる』という動作が、本の内容や印象に結びついていくんです。(山中先生)
  • 便利になった世の中で、今後科学はどこまで進歩していいと思いますか?(愛菜)
  • 昔読んだSF小説をに書かれていた病気を、自分が研究するなんて思いませんでした(山中先生)
  • 失敗こそ『自分が予想できない新しいことを知るチャンス』になるんです(山中先生)

出典:まなの本棚

上記のパートで構成されています。

学習院中等科の問題は、上述の黄色のアンダーライン部を抜粋して出題されていました。

問題の捉えドコロ

私なりの稚拙な分析ですが、まず下記2点を把握できているか?がこの問題の攻略ポイントだと思います。

  • (愛菜)がインタビュアー、(山中先生)がインタビュイーであるコト。
    話の流れを考えると、その会話のやりとりで(愛菜)がどう受け答えしているか?が捉えられると思います。
  • 表向きは科学的な話ではあるものの、失敗に対する考え方、人生とは?幸せとは?等の哲学的な話に展開していくという話の流れ、(山中先生)の伝えたいコトを捉えられるか?

問題の構成

8問で構成されています。

学習院中等科の問題は、記述問題の文字数が多いですね。

8問中、2問が記述問題です。

  • 理由を問う問題。30〜40字の字数制限です。
  • 説明する問題。 80〜100字の字数制限です。

2問とも(山中先生)の言葉をつなぎ合わせていけば解答を作成できます。それほど難しくはないかと思います。

でも、相変わらず作文が苦手なムスコにとっては難しいでしょうね(^^;

あとの6問も、それほど難しくないですね。文脈を捉えられなくても、一般常識で考えれば解けそうな選択問題も含まれていました。

学校側からのメッセージ

中学受験問題って、学校側から生徒へのメッセージが込められています

これは、高輪中学校の問題でもご紹介させて頂きました。

学習院中等科は、この問題を通して受験生に向けてこんなメッセージを込めているんじゃないか?

僭越ながら、私なりに推測してみました。

今日、受験しにきてくれた生徒達へ

人生は失敗がつきものです。

12歳という若さで中学受験するコトは、人生の中で最初の大きな成功か失敗を経験するでしょう。

例え失敗したとしても、その失敗に挫けないでください。

失敗は新しい発見、新しい成功のきっかけにも繋がるからです。

今後、君達は人生の中で、成功と失敗を経験しながら大人になっていくでしょう。

その経験の中で夢中になれる何かを見つけて、誰かのためになる仕事に就けるようになってください。

未収録の対談紹介

この二人の対談、個人的にはすごく面白く思ったのです。

本の中(115ページ)で『そこでさっきもお話ししたような「適応力」があれば…』と出てきます。

この「適応力」の件、話の文脈がわからずに(話を)読み落としたのかな…と気になっていたのですが、実は未収録部にその内容が書かれていました!

その未収録部については、『NEWSポストセブン』で閲覧できます。

もし、「適応力」の件で気になってたマニアの方がいらっしゃったら…是非!ご参考ください。

2020年に出題された学校は1校だけ?

『まなの本棚』は、2019年7月に初版が刊行されました。そして、2020年に学習院中等科で出題されたのです。

別の学校で出題されたのが判明したら、下に追記していきたいと思います。

2020年 学習院中等科

お子様への最適化提案

最後までブログを読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

もう少しだけ!お付き合いください。

我が家のムスコは、中学受験が終わるまで個別指導塾のTOMASに通わせていました。

理由は、日能研の補習として『親では見きれない子供の苦手科目をサポートしてもらうのに最適』と考えたから。

集団塾と個別指導塾の距離、立地等も重要なポイントだと思いますが、

お住まいの地域やご家庭の事情によっては、適切な個別指導塾が見つからず、お困りの人も多いんじゃないかと。

上記のような境遇で、中学受験ドクター が良かった!というママ友の話を聞きました。

そのお子様は、以下の理由でピッタリはまったそうです。

  • (色々とワケがあって)集団塾に通いたくなかった。
  • オンライン授業もOKで、通塾する必要がなかった。
  • 特定の科目だけ伸び悩んでいたので、科目を絞って見てもらいたかった。

中学受験ドクター の入塾に至るまでは、下記の流れだったそうです。

  1. 最初に無料(オンライン)体験講義で、春野陽子先生の授業を受けた。
  2. 授業後、『説明がわかりやすい!』とお子様が感動♪
  3. 『この先生に習いたい!!』と言うコトで入塾に。

春野先生の授業風景はコチラをご参考ください。

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

今でも無料体験講義を受けられるそうです。

是非!ご検討してみてはいかがでしょうか(^O^)

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