中学受験で算数1科目入試を導入する学校…偏差値表上の注意点とは?

勝つための受験戦略

中学受験をご検討中の保護者の皆様、ご苦労様です。

最近時、中学受験の世界では従来の4科目入試や2科目入試だけではなく、算数1科目受験が増えてきました。

そんなワケで、今回は下記について調べてみました。

  • 算数1科目受験とは?
  • 算数1科目受験を実施する学校が増えた理由は?
  • 算数1科目受験を実施している学校とは?
  • 偏差値表上で注意すべき点(塾に確認した内容)

結論から言うと、目安として…

個人の算数の持ち偏差値=『偏差値表上のプラス5程度の偏差値』

ってコトをお伝えしたかったのです。

paddle師匠
paddle師匠

それってどういうコトやのん?

現状の4科目の持ち偏差値が、学校の偏差値表上の偏差値と等価と考えるのは危険だという話ですね。

その詳細を説明していきますね。

あと、塾の先生からは…

『算数1科目受験だけで中学受験を検討するコトはオススメしません』とも言われました。

その理由についても紹介したいと思います。

それでは、順を追って説明していきますね。

算数1科目受験とは?

『算数1科目受験』とは、算数1科目での中学入試のコトを言います。

算数1科目だけのテストというコトは、次のような疑問が湧きませんか?

  1. 国語、社会、理科の知識は不要なの?
    ⇨ 純粋な算数1科目の単独タイプと、4教科複合タイプ(公立中高一貫校適性検査とは異なります)があるようです。それぞれのタイプで対策が異なってきそうですね。
    ※二つとも、私が勝手に付けた名称です。詳細はここでは省きます。
  2. 算数だけで学力を測る試験って…知識が偏らないか?
    ⇨ ここは、学校側に確認してみないと何とも言えないトコロですが、やはり学校別にその意図があるようです。

算数1科目受験を実施する学校が増えた理由

算数を制す者が中学受験を制す

一般的には、『中学受験は(4科目のうちの)算数で決まる』と言われています。

色んな理由があってそう言われていますが、ムスメの中学受験を経験して下記の理由があると思いました。(個人的見解です)

  • 習得するには反復して勉強が必要。
  • 1問あたりの点数が大きい。
  • ○か×で判定されて、部分点が少ない。
  • 選択問題がほぼ無いので、勘に頼った解答が出来ない。

以上より、算数が出来る/出来ないで点数に大きな差が生じます。

『中学受験は(4科目のうちの)算数で決まる』と言われる所以(ゆえん)はこういった点だと思われます。

ムスメの中学受験時の総括については、こちらをご参考ください。

算数だけで判定する真意(学校側視点)

算数1科目を実施している学校には、各々の真意があると思うのですが、概ねこんな理由ではないか?と考えています。(飽くまで個人的見解です。)

  • 大学入試改革に備えて必要な能力は、論理的思考。その能力を測る手段には算数が最も有効。
  • 特に、2月1日に午後受験を設定する場合。学校側、受験者側、共に次の日(2日)があるので午後にあまり時間と手間を取らせたくない。

詳細の真意は、各学校で異なると思います。興味のある方は、学校側にお問い合わせくださいね。

算数1科目受験を実施している学校

首都圏で算数1科目入試を実施している学校の例を調べてみました。(飽くまで個人的調査結果ですので抜け漏れがあるかもしれません)

ご参考ください。

共学校

男子校

女子校

偏差値表上で注意すべき点

偏差値表は真実ではない

我が家のムスコ(20年現在小5)は算数以外の学力が良くないので、算数だけにコミットして勉強する。

…という方向で勉強していけば、次のような展開になるんじゃないか?と思ったワケです。

  • 勉強の負担が軽くなる。
  • 偏差値高めの学校を狙える?

上記のコトを塾の先生に偏差値表を見せて相談してみました。以下、会話形式でお届けします。

ハドル
ハドル

うちのムスコ、4科目平均は55前後ですが、算数だけ偏差値60前後なので、(他の科目は勉強しないで)算数だけ頑張ってこの辺(青枠)の学校を午後受験してみようと思うのですが…

R4一覧 【予想】入試の合格可能性80%の偏差値を予想した一覧表 | 日能研入試情報
小学生のための中学受験塾。日能研。入試の合格可能性80%の偏差値を予想した一覧表。首都圏版・関西版・東海版の3種類があります。

合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階(RANGE=レンジ)を示し、『R4=80%、R3=50%、R2=20%』を意味します。

出典;日能研
塾の先生
塾の先生

それは、オススメできませんね。

偏差値表に載っているのは4科目平均です。

  • 4科目平均がR4偏差値レベル。
  • 算数の持ち偏差値が更にその+5以上。

昨年の受験結果の感覚ですが、算数1科目受験は、これくらいみておかないとキビシイと思いますよ。

ハドル
ハドル

えっ!そうなんですか!!

算数単独で、その偏差値あれば良いと思っていました…

塾の先生
塾の先生

算数1科目受験の落とし穴ですね。逆に言うと、他の科目はダメでも算数だけが出来るコが集まってくるので、そうなっちゃいます。

算数だけ勉強するのも危険!

更に、会話が続きます。

ハドル
ハドル

いやー、算数以外からっきしダメなのと、受験勉強が大変なので、算数だけに絞って勉強すればイイかなーって思ったのですが…

塾の先生
塾の先生

今の時点でその考え方は危険ですね。ムスコ君やお父さんが通わせたい学校が、その中にありますか?そして、ムスメさんの時の志望校って、意外と変化しませんでしたか?

ハドル
ハドル

たっ、確かにそうですね…ムスメの時もそうでした。

何だか目的と手段が入れ替わっちゃってました…

塾の先生
塾の先生

では、引き続き4科目でがんばりましょう!

先生のセールストークもありますが、事実であるコトは確かです。

ぐぅの音も出なかったですね。

そんなワケで、算数1科目だけに絞らず、4教科で受験勉強を続けたのでした。

お子様への最適化提案

最後までブログを読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

もう少しだけ!お付き合いください。

我が家のムスコは、中学受験が終わるまで個別指導塾のTOMASに通わせていました。

理由は、日能研の補習として『親では見きれない子供の苦手科目をサポートしてもらうのに最適』と考えたから。

集団塾と個別指導塾の距離、立地等も重要なポイントだと思いますが、

お住まいの地域やご家庭の事情によっては、適切な個別指導塾が見つからず、お困りの人も多いんじゃないかと。

上記のような境遇で、中学受験ドクター が良かった!というママ友の話を聞きました。

そのお子様は、以下の理由でピッタリはまったそうです。

  • (色々とワケがあって)集団塾に通いたくなかった。
  • オンライン授業もOKで、通塾する必要がなかった。
  • 特定の科目だけ伸び悩んでいたので、科目を絞って見てもらいたかった。

中学受験ドクター の入塾に至るまでは、下記の流れだったそうです。

  1. 最初に無料(オンライン)体験講義で、春野陽子先生の授業を受けた。
  2. 授業後、『説明がわかりやすい!』とお子様が感動♪
  3. 『この先生に習いたい!!』と言うコトで入塾に。

春野先生の授業風景はコチラをご参考ください。

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

今でも無料体験講義を受けられるそうです。

是非!ご検討してみてはいかがでしょうか(^O^)

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