中学受験をご検討中の保護者の皆様、ご苦労様です。
今回は、次に一つでも当てはまるような小6保護者様に是非!読んで頂きたい内容です。
- お子様の持ち偏差値が安定しなくて不安だ。
- 第一志望の学校を目指して中学受験勉強を始めたが、偏差値的にチョット厳しそう…という現実が見えてきた。
- 第一志望以外にも別の学校も検討しておいた方が良さそう。
- 第一志望以外にも魅力的な学校はありそうだけど、どうやって判断して良いかわからない。
- 昨今のコロナ禍では学校を直接見る機会も少なく、判断材料に欠ける。
ほとんど、我が家の状況なんですけどね(^O^)
で、今回おススメしたいのは『志望校検討リスト』(以下、『志望校リスト』)の作成です。
ざっくり言うと、星取表みたいなものですね。
『志望校リスト』を作成しておくと、第一志望校にしている学校と他にも良いなぁと思っている学校を客観的に判断できます。

全てが満点の学校なんか無いもんなぁ!
そうなんですよね!
そして『志望校リスト』作成にあたっては、下記のコトをおススメします。
- 子供と親の要望をまとめた『志望校リスト』を作成する。
- 『志望校リスト』の学校は、お子様の持ち偏差値以上、+10以内の学校で設定する。
- 志望校を8校以上設定する。
言葉足らずな点もあるので、ツッコミどころがあるかもしれませんね。
その点については、補足しながら解説していきたいと思います。
では、行ってみましょう!
志望校検討リスト
いきなりですが、ムスコの志望校リストを公開しちゃいます。
志望校 | A校 | B校 | C校 | D校 | E校 | F校 | G校 | H校 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般 情報 | 受験日 | 1月 | 1月 | 1月 | 2/1 | 2/1 | 2/2 | 2/1 PM | 2/1 PM |
R3-R4 偏差値 | 50 前後 | 50 以上 | 55 以上 | 50 前後 | 50 以上 | 55 以上 | 55 以上 | 50 以上 |
|
複数回受験 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
共学or男子校 | 共学 | 共学 | 男子 | 共学 | 男子 | 男子 | 共学 | 共学 | |
宗教 | 無 | 無 | 有 | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 | |
通学時間 | 90分 | 30分 | 30分 | 90分 | 30分 | 60分 | 60分 | 60分 | |
ムスコ要望 | 付属校 | × | ○ | ◎ | ◎ | × | ◎ | △ | × |
プールがない | × | ○ | × | × | × | × | × | ? | |
制服がない | × | × | △ | × | × | × | × | × | |
バレーボール部 | ○ | × | ○ | × | ○ | ◎ | △ | ? | |
携帯持込 | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
情報端末 | IPad | ? | ? | ? | IPad | ? | ? | MAC | |
親要望 | 食堂有無 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | × |
合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階(RANGE=レンジ)を示し、『R4=80%、R3=50%、R2=20%』を意味します。
出典;日能研
志望校をA〜Hと、8校設定しました。
これらの学校は実在する学校をモデルにしていますが、敢えて名前を伏せておきます。
理由は、私の書き込んだ内容が間違っていて、誤解を与えてしまうかもしれないからです。
『こんな感じで検討している人もいるんだなぁ』と参考にして頂ければと。
では、このリストの作成方法と見方等…色々解説していきたいと思います。
志望校は8校設定
『志望校リスト』には8校以上を設定するのが望ましいです。
なぜ8校なのか?詳細は後述しますね。
『志望校』なので、当然ですが下記のような学校をお勧めします。
- お子様が通いたい学校。
- お子様を通わせたいと思う学校。
- お子様が通いたい(お子様に合う)と思われる学校
次に、偏差値的な位置付けは?通学圏内か?…等について、情報を書き込んでいきます。
一般情報
一般情報について、一目で把握できるようにしておきたいですね。
我が家では下記の項目について書き込みました。
- 偏差値的な位置付けは?
- 通学圏内の学校か?
- 受験回数の設定は?
- 宗教の有無は?
- 共学か男子校(又は女子校)か?
ここでの志望校のR4偏差値は、お子様の持ち偏差値以上+10以内の学校で設定するコトをお勧めします。
塾からは、持ち偏差値±10の学校を検討しましょうと言われるのが一般的だと思います。
もちろん、併願校(持ち偏差値より低い学校)の検討はしておくべきですが、検討リストには載せるべきではないのが私の持論です。
なぜ併願校を記載しないのか?
少し話は逸れますが、検討リストに併願校を記載しない理由についてお話ししておきます。
(埼玉の学校も検討している場合に限ります)
埼玉の受験校(大宮開成、開智、栄東、星野学園…等)は、持ち偏差値 ≧ R4偏差値ならば、複数回受けるとほぼ合格するからです。
これは、ムスメの代から7年にわたり、ママ友や塾の実績等から得た知見です。
ムスメも合格をもらえたし、ムスコも合格をもらえました。
ほぼ間違いないと言えるでしょう。
もちろん、以下の様なご家庭の場合、マインド等の問題が出てくるので…話が変わってくるかも(^_^;)
- 埼玉は通学圏外なので通わせたくない。
- 埼玉受験校の対策を全くしていなかった。
それでも、埼玉受験で合格をもらえなかったら…?と不安に思う方のために!
とっておきの方法があります。
詳細は、こちらの記事をご参考ください。
子供の要望
子供の要望をリストに書き出します。
ムスコの場合、以下の要望がありました。
- 大学付属校。
- プールがない学校。
- 制服がない学校。
- バレーボール部に入りたい。
(ハイキュー!! (ジャンプコミックス)の影響ですね) - 学校に携帯を持ち込めるコト。
(携帯の持ち込みが許されていない学校もあります) - 情報端末はMacBook。
ここで大事なのは、否定せずに全て書き出してみるコトだと思います。
例えば、『プールがない学校』。
親としては学校にプールがあって、ちゃんと泳げるようになって欲しいと願っていますが、ムスコは水泳が嫌い。
プールの無い学校を望んでいます。
それらを否定するのではなく、いったんリストに書き出してみるのです。
当てはまる項目に”○”、当てはまらない項目に”×”を付けていくと…、
全部”○”の学校なんて当然ありません。
取捨選択する必要があるコトを子供に理解してもらえるかと。
親の要望
親の要望も書き出しておくべきですね。
『一般情報』、『子供の要望』に書き出した要望と合致している項目を除いて、親の要望を書き出します。
今のところ、我が家では『食堂のある学校』を魅力に感じています。
ちなみに、リスト上の”◎”、”○”、”×”は次のような意味があります。
- ◎:実際に食べたコトがある。値段、美味しさともに”◎”。
- ○:食べたコトがない。調査結果、食堂があるらしい。
- ×:現状、食堂がないらしい。
追加要望が発生したら、リストに項目を付け足していく予定です。
志望校の変更等
6月から12月の模試で、志望校を設定します。
日能研の場合は、上限8校ですね。(詳細は後述します)
偏差値が上がるのか?下がるのか?成績に大きな変動が生じた場合、判断を迫られる分岐点がやってきます。
上方修正ならば喜ばしいですが、現状の持ち偏差値を維持するのが大変な状況になるのが予測されます。
これは、ムスメの中学受験時の教訓でした。
志望校リストを作成しておけば、お子様の成績に応じて志望校の変更を判断できるかと。
8校以上設定する理由
実際に受験する学校数
ムスコの通う日能研の校舎によると、昨年度の出願校、受験校の平均値は次のような結果だったそうです。
- 出願校:約9.3校
- 受験校:約7.4校
複数回受験する学校があるので、受験校の実績は4〜7校程度だと思います。

ムスメの時は、6校受けたな!
そうなんですよね。もっと数を減らしても良かったかなという反省点も。
とはいえ、戦略的に考えた場合…志望校は8校程度考えておく必要があります。
戦略的な受験校
戦略的に考えるとはどういうコトか?
我が家では、次のような戦略を立てました。
【6〜12月に受ける模試対応】
- 弱点分野の洗い出しと補強。
- 成績の大きな上昇や下降に応じて、志望校の変更も考えておく。
【志望校の変更が無かった場合】
- 1月に受験する学校(A〜C)の合否結果を参考に、2月1日の受験校を決める。
(1月)A校のみ合格 ⇨(2月1日の受験校)D校
(1月)B校以上合格 ⇨(2月1日の受験校)E校 - 結局は、2月1日に受験する学校はムスコの意見を最大限尊重する。
受験しないかもしれない学校も含まれるので(受験しなくても)8校以上検討しておく必要があるのです。
とはいえ、2月1日はムスコが一番受けたい学校を受けさせるのが、モチベーションを維持する一番の戦略だと思います。
ムスコに迷いがあるようなら、上記のように親主導で誘導するのが得策かと。
模試は8校まで登録可能
日能研では、6月から12月までの模試の受験結果に対し、志望校を判定してくれます。
下図のような志望校判定成績表です。
<日能研全国公開模試>とは
- 志望校判定テスト(6月実施)
⇨現在の実力と憧れの志望校との距離を確認するテスト。- 合格判定テスト (9月以降)
⇨合格への自分の位置を確かに判定する。入試本番をシミュレーション!中学受験必須のテスト。出典:日能研
8校まで志望校を登録しておくと、模試の結果に応じて各々の学校の合格判定が出ます。
毎回の模試結果で、合格判定に悩まされるコトになるんですが…
ひとまず、『8校まで登録できる』とご理解頂ければと思います。
最後に
我が家では、『志望校リスト』をリビングルームの見えるところに貼っています。
ムスコもこのリストを見て、『この学校ってどうなんだろう?』と考えるキッカケにつながって欲しいからです。
もちろん、パンフレットを仕入れたり、ムスコにそれとなく話したり、学校のホームページを見せたり、学校の紹介動画を見せたり。
中には、ムスコを学校の前まで連れて行って、外観を眺めてみたり…等もしてみました。
コロナ禍で制限がある中、親としてできるコトはやってきたのですが、ムスコ自身は何とも他人ゴトの様子です。
この学校に行きたい!と本人が思わない限り、自分ゴトになりえないワケで。
歯痒いところですね。
二月の勝者 ―絶対合格の教室―(11) (ビッグコミックス)では、黒木先生が次のように言っていました。
『全ての親御さんにお願いしたい。”「待つ」ことのエキスパート”たれ、と。』
親としてはつい口を出してしまう。かと言って、放置しておくと成績は下がるばかり。
中学受験って何とも難しいですね。
お子様への最適化提案
最後までブログを読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
もう少しだけ!お付き合いください。
我が家のムスコは、中学受験が終わるまで個別指導塾のTOMASに通わせていました。
理由は、日能研の補習として『親では見きれない子供の苦手科目をサポートしてもらうのに最適』と考えたから。
集団塾と個別指導塾の距離、立地等も重要なポイントだと思いますが、
お住まいの地域やご家庭の事情によっては、適切な個別指導塾が見つからず、お困りの人も多いんじゃないかと。
上記のような境遇で、中学受験ドクター
が良かった!というママ友の話を聞きました。
そのお子様は、以下の理由でピッタリはまったそうです。
- (色々とワケがあって)集団塾に通いたくなかった。
- オンライン授業もOKで、通塾する必要がなかった。
- 特定の科目だけ伸び悩んでいたので、科目を絞って見てもらいたかった。
中学受験ドクター
の入塾に至るまでは、下記の流れだったそうです。
- 最初に無料(オンライン)体験講義で、春野陽子先生の授業を受けた。
- 授業後、『説明がわかりやすい!』とお子様が感動♪
- 『この先生に習いたい!!』と言うコトで入塾に。
春野先生の授業風景はコチラをご参考ください。
今でも無料体験講義を受けられるそうです。
是非!ご検討してみてはいかがでしょうか(^O^)
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