中学受験をご検討中の保護者の皆様、ご苦労様です。
小6生も9月になると志望校の過去問対策を始めます。
10月、11月と時が過ぎ…なかなか合格最低点を取れない日々が続くと思います。
我が家のムスコもそうですが、4歳上のムスメが中学受験を経験した時もそんな感じ。

順調なお子さんって、なかなかおらんやろな〜
そうなんですよね。ほとんどのご家庭が五里霧中の状態です(^_^;)
そんな時に、保護者としてやった方が良いコト。
そして、避けた方が良いコトについて書いてみたいと思います。
結論から書くと、下記になります。
- 不安顔を見せず、上を見させて過去問対策を続ける。
- お守り校を1校だけこっそり用意する。
- フローチャートを作成する。
- 志望校は変更しない!
- ネガティブワードを言わない!
具体的にどういうコトなのか?
深掘りしながらご紹介していきますね。
ご注意!)本ブログでは、日能研のR4偏差値が50前後だったムスメ、ムスコの受験体験がベースになっています。(ムスコは2022年に受験予定)
お子様の成績が似通った偏差値帯であれば、ご参考にして頂けるかもしれません。
その点、ご理解お願いしますm(_ _)m
やった方が良いコト
上を見させて過去問対策を
持ち偏差値に対して同じか、上のレベルの学校しか調べてこなかったご家庭が多いんじゃないかと思います。
志望校の偏差値帯も、そんなレベルで設定していると思います。
かくいう我が家も状況は同じ。4校に絞り込んだ志望校のR4偏差値帯は、持ち偏差値の+2〜+5。
秋口の公開模試の結果は、上下変動を繰り返しながらまだまだ不安定な状況です。
親としては不安になって当然だし、頑張っている子供に(全滅を避けるために)合格を取れる学校を用意してあげたい!
そんな気持ちでした…が、表向きは強気でいました。
子供は、親の不安な言動を敏感に察知します。
『10年分やれば、コツを掴んで効果が出てくるよ!まだ2、3年分しかやってないじゃん!!』
『今のペースで頑張ってたら、12月の終わりぐらいから、効果が出始めるよ!』
って励ましながら、過去問に取り組んできました。
要は、ずっと上を見ながら中学受験勉強を続けるコトが大事なんじゃないかと。
お守り校をこっそり用意
とはいえ、不安がある限り下の偏差値帯の学校(以下、お守り校)を調べ始めるのは仕方がないコト。
- 全滅は避けたい!
- お守り合格をゲットして、精神的に安心したい。
- もし通学するコトになったとして、納得できる学校か?
(上から目線で恐縮ですが)上記の観点で保護者様のお眼鏡に叶うお守り校を探し出すと、労力と時間が掛かります。
また、アッチもコッチも受験させるワケにはいかないので、我が家の場合、1校だけお守り校を設定しました。
今まで(バラ色に見える)色眼鏡で志望校を探してきたフェーズとは異なります。
厳しめな視線でお守り校を調べ、消去法で一つに絞り込んでいく作業になります。
どうやってお守り校を絞り込んだのか?
具体的にどうやって決めたか?
…については、機会があれば別途ご紹介したいと思います。
時間が差し迫った中では、雑誌を参考にしながらお守り校を絞るのもアリかと。
フローチャートを作成
『こうなったらこうしよう』と戦略を可視化するツールとして、フローチャート作成をお勧めします。
ちなみに、我が家はこんな感じのフローチャートを作成しました。
※ブログ記載用に小綺麗に作ったのですが、手書きでOKだと思います。
志望校は、1月の緑色の学校と2月に実施される色付きの3校で合計4校。
1月の柿色(左側)をお守り校、2月の白色の学校を併願校としています。
白色の学校は仮設定で、流動的に変化する可能性があります。出願締切日等、別途リストにしておく必要がありますね。
フローチャートの書き方が正しいかどうかは置いといて、家族が見て戦略を合意できればイイかと。
今回決めたお守り校は、1月に設定した柿色の学校。
偏差値的には”特待”合格(偏差値50相当)も狙え、スライドで”普通科”の合格(偏差値40未満)もあり得ます。
※実際の柿色の学校では”特待”、”普通科”という表現ではないですが、学校の特定を避けるために表現方法を変えてます。
逆に言うと、”普通科”の合格すら得られなければ、”撤退(赤枠)”する覚悟です。
子供には言えませんが、それくらいの覚悟でいます(^_^;)
ムスメの中学受験時も同じようなコトを考えて、同じようなレベルの学校を受験させました。
結果は杞憂に終わり、特待合格をゲットしてきましたよ(^O^)
ただ、ムスメの時は上図のようなフローチャートをちゃんと作っておかなかったのが反省点ですね。
戦略を視覚化し、『こうなったらこうしよう』を決めておくと1月〜2月を迎えた時に動転せずに臨めるので、オススメですよ。
避けた方が良いコト
ネガティブワードはNG!
ネガティブワードとは、以下のような言葉ですね。
- 『こんなんじゃ、落ちるよ!』
- 『だからお前はダメなんだ!』
- 『落ちたら、公立中学だからな!』
言葉は、子供の心に突き刺さります。
言霊となって、そっちの方向に実現していきます。
では、どうするべきか?
当然、ポジティブワードを投げかければイイのです。
- 『ここから頑張れば、もう一伸びできるよ!』
- 『イイじゃん!よく出来たね♪(できたトコを褒める)』
- 『全部合格して、”ドコの学校に決めるか悩む”ようになろう!』
もし、子供が反抗期を迎えていて親の言うコトを聞いてくれない場合…塾を活用しましょう。
塾に尊敬する先生がいればシメたモンです。
その先生から声かけしてもらうとモチベUP間違いなし!ですよ。
現状維持で突き進む!
一番考えてはならない、子供に言ってはならないNGワードが『志望校、変えない?』ですね。
偏差値的に15以上離れている場合、模試結果”再考ゾーン”にいる場合…等は別問題ですが(^_^;)
子供は、親や塾の先生に励まされ、何とか伸びようと頑張り始めるのも秋口からです。
ムスメの場合は9月頃から、ムスコは10月に入ってやる気モードに入りました。
やる気モードになったお子様に対して、
『今の志望校(偏差値的にムリだから)、変えない?』
なんて守りに入るような発言はNGワード!
子供自身が自信を無くし『ムリかも…』なんて弱気モードにならない限り、志望校は現状維持で突き進むべし!ですね。
最後に
中学受験が初めての親御様にとっては、大変なイベントで不安になるコトが多々あります。
我が家なんか、2人目の受験なのに『こんなに大変なコトになるなんて…』といった展開でした。
男女の成長過程、性格、能力、努力の差…個人によりパラメーターが異なるからでしょう。
何が大変なのか?
はたから見ている人にとっては、まさしく『対岸の火事』ですね。
勉強だけじゃなく、出願準備、スケジュール管理、体調管理、合格後の対応…等、11月から2月にかけて怒涛の日々がやってきます。
もう少しだけ頑張って…中学受験のフィナーレを嬉し涙で終われるとイイですね(^O^)
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