中学受験をご検討中の保護者の皆様、ご苦労様です。
なんだかんだ、日能研Mクラスに在籍しているムスコの話です。
常に勉強したがらないムスコも、一応Mクラスをキープし続けて小5の1月を終了するトコロです。
2月から小6のスケジュールになりますが、イマイチ緊張感のない様子…
そんな彼の小5の成績を総括しておこうと思いまして。
ちなみに、前半戦の記録はこちらをご参考ください。
成績は、乱高下を繰り返しながら下降気味。でも、ギリギリMクラスに踏みとどまっている状況…といったところでしょうか。

土俵際ってコトなん?
そうなんですよのpaddle師匠!
追い詰められてしんどそうです…が、何とか踏みとどまっていられるのは、下記の理由だと思われます。
今回はMクラスとAクラスの境界線について深掘りしながら、ムスコの小5成績を振り返っていこうと思います。
MクラスとAクラスの境界線
クラス構成のおさらい
まず、日能研のクラス構成についておさらいしますね。
ムスコが通塾する教室は、成績順に下表の様なクラス分けになっています。
GM5 | 最難関(TM) |
GM2 | 応用(M) |
GM1 | |
WA3 | 基礎(A) |
WA2 | |
WA1 |
21年1月末では、ムスコはGM1の下位に在籍しています。
後述しますが、4歳上のムスメは基礎クラスのWA3相当の上位でした。
二人とも、MクラスとAクラスの境界線にいたワケです。
どちら側に在籍しているのが良いのだろうか?
現時点、ムスコの受験が終わっていないのでまだ何とも言えませんが、下記によるものが大きいかと。
- 本人による性格、得意科目による。
- 志望校が上位校なら、Mクラスをキープすべき!
- 志望校が中堅校なら、敢えてMクラスにこだわる必要もない。
いずれにしても、子供本人が『ここに居たい!』と思えるクラスに居続けられるのが、精神安定上良いですね。
Mクラスの崖っぷちにいるムスコ
『Mクラスに在籍している』と言えば、さぞかし聞こえが良いでしょう。
しかし!実際の偏差値的な話をすると…ムスメの成績と大差はありません。せいぜい、3〜4ポイントくらいです。
日能研では、どのクラスでも席は毎回のテスト順位で決まります。成績順に前列から配置されますが、当然ムスコの席は真ん中から後ろの方。
すなわち、在籍クラスの平均に届かないレベルの成績です。
奮起して頑張ってくれれば良いのですが、なかなか競争心が芽生えない様子。
そんなムスコの成績は、
まさしく『算数』だけできるコ!
を数値化した様な偏差値になって来ました。
これが崖っぷちながらもMクラスに在籍していられる最大の要因と思われます。
(成績の詳細は後述しますね)
Aクラスの上位にいたムスメ
話は変わって、4歳上のムスメの話です。
小4までMクラス、小5から中学受験までずっとAクラスだったので、当時はMクラスが眩しく見えました。(親目線ですが(^_^;))
Aクラスに在籍していたムスメは、比較的上位に位置していました。
クラスの席替えでは、毎回最前列、悪い時で二列目だったと記憶しています。
3位以内に入るとノートがもらえるシステムなので、たまにノートをゲットして嬉しがっている様子が印象的でした。
でも、Mクラスには上がれない…と、ムスメはいつしかクラスアップを諦めちゃいました。
『クラス上位にいるコトで満足するタイプ』と言えますね。
では、どうやってクラス上位に居続けたのか?
ムスメは、社会、理科の暗記科目を頑張ってテストに臨んでいたのでした。
確かに、育成テスト(当時はカリキュラムテスト)には有効で、社、理の点数を稼げていました。
出題範囲がわかっているワケですから。
でも、範囲が特定できない模試になるとそうはいかず…偏差値的には鳴かず飛ばず。
そんな感じだったので、Mクラスに上がることもできず、在籍クラスで落ちこぼれるコトも無かったワケでした。
良くも悪くも、『Aクラス上位で安定していた』と言えます。
ムスコとムスメの差とは
二人ともMクラスとAクラスの境界線にいて、数値上の大きな学力差(偏差値)は無かったワケです。
とはいえ、決定的な差がありました。
それは『算数がデキるか否か?』です。
ムスコは飛び抜けて『算数』だけデキるようになって来ました。
差はそれだけですが、それが『MクラスとAクラスを隔てる差』なんじゃないか?
そう思ったワケです。
具体的にムスコの成績を振り返りながら説明していきますね。
小5ムスコの学力(偏差値)の推移と内訳
下の表は、ムスコの小5の推移です。
赤枠と青枠については、下記を意味しています。
- 赤枠…1年間の模試の4科目の成績(偏差値)推移。
- 青枠…直近の模試の偏差値内訳。
偏差値の推移(赤枠)
前半は調子が良く、良い時は57あった偏差値。でも、コロナ禍で自粛生活になると一気に勉強しなくなる…という状態に。
10月に偏差値49を叩き出し、このままブラックホール入りか?
と焦ったのですが…何とか持ちこたえ、そこからは緩やかに回復基調にあります。
ところが!これには裏があります。
算数の成績だけ安定して伸び始め、他の科目はイマイチの状態に…
それは、偏差値の内訳を見ると一目瞭然です。
直近の偏差値内訳(青枠)
5年生最後に受けた偏差値の内訳詳細が青枠です。改めて下記に書き出してみました。
- 算数のみ 偏差値:65
- 2科目(国算) 偏差値:56
- 3科目(国算理) 偏差値:54
- 4科目(国算社理)偏差値:53
算数だけを見ると、偏差値:65。科目が増えていく毎にその平均偏差値は見事に下がっていきます。
これに対しては、下記2通りの考え方ができます。
- 算数の偏差値が高いおかげで、4科目偏差値を引き上げてくれている。
- 算数は偏差値が高いのに、他の科目の偏差値が足を引っ張っているので4科目偏差値が低迷している。
私は、前者(青アンダーライン)の考え方を肯定しました。
そう考えるコトで、次の様なメリットにつながるからです。
算数が良いコトのメリット
このまま、算数優位で進んだ場合のメリットについて考えてみました。
国語、算数は積み上げ科目
国語と算数は、積み上げ科目と言えます。一つの分野だけでは解けず、総合的に理解していないと解けない問題が多々あります。
算数で例えるなら、比の考え方を応用して濃度の問題を解く…等、問題パターンを無限に組み合わせられます。
これが中学受験算数の難しいトコロでもあり、面白いトコロとも言えますね。
小6の追い上げ期に入った時、算数の偏差値を上げるのは至難の技!とも言えます。
算数の土台が出来ている今、小6の後半戦で算数の勉強に時間を取られる、算数で点を取れずに困る…等の悩み事は避けられそうです。
もちろん、国語の克服と、社、理の暗記分野は引き続き苦労しそうですが。
算数1科目受験に有利
このまま算数優位で進んでしまった場合、それでも良いかな、と。
算数だけ飛び抜けて出来てしまえば、最近流行の算数1科目受験を利用すれば…きっと何処かに合格するはずだからです。
算数1科目受験の詳細については、こちらをご参考ください。
暗記科目はどうにかなるはず
前述のムスメの成績で、社、理だけが良かった件ですが、これは結果的には良くないコトに気付きました。
ムスメの反省点を書き出すと、下記の通り。
- 暗記分野はどうせ忘れる。
⇨忘れるのであれば、テスト直前期に詰め込む作戦で対応できそう。 - 暗記分野の偏差値の伸び代となる。
⇨逆に伸びるキッカケになる。(と期待したい) - 結局は国、算が大事。
⇨どの学校も国、算の得点比率が高いので、小5までは国、算に軸足をおくべきだったという後悔も。
さらに、塾の先生が口を揃えて言うには、下記2点。
- 社、理については受験者平均と合格者平均の差が小さい科目。
- 算数が受験者平均と合格者平均の差が最も大きい科目。
統計的にも、一般論として当てはまりそうです。
であれば、『後ろから追い上げる作戦!』で何とかしたいトコロです。
お子様への最適化提案
最後までブログを読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
もう少しだけ!お付き合いください。
我が家のムスコは、中学受験が終わるまで個別指導塾のTOMASに通わせていました。
理由は、日能研の補習として『親では見きれない子供の苦手科目をサポートしてもらうのに最適』と考えたから。
集団塾と個別指導塾の距離、立地等も重要なポイントだと思いますが、
お住まいの地域やご家庭の事情によっては、適切な個別指導塾が見つからず、お困りの人も多いんじゃないかと。
上記のような境遇で、中学受験ドクター
が良かった!というママ友の話を聞きました。
そのお子様は、以下の理由でピッタリはまったそうです。
- (色々とワケがあって)集団塾に通いたくなかった。
- オンライン授業もOKで、通塾する必要がなかった。
- 特定の科目だけ伸び悩んでいたので、科目を絞って見てもらいたかった。
中学受験ドクター
の入塾に至るまでは、下記の流れだったそうです。
- 最初に無料(オンライン)体験講義で、春野陽子先生の授業を受けた。
- 授業後、『説明がわかりやすい!』とお子様が感動♪
- 『この先生に習いたい!!』と言うコトで入塾に。
春野先生の授業風景はコチラをご参考ください。
今でも無料体験講義を受けられるそうです。
是非!ご検討してみてはいかがでしょうか(^O^)
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