中学受験をご検討中の保護者の皆様、ご苦労様です。
コロナ禍の世界となって2年以上。
トンネルの出口が見えず、心の晴れない日が多いのではないでしょうか。
そんな中、我が家(我が一族?)でささやかながら明るいニュースがありました。
姪のユリアさん(仮名)が、県で一番の最難関公立高校(以下、難関公立高校)に合格したのです。
ユリアさん、おめでとうございます!
彼女のキャラは、難関公立高校の生徒像と比較して少しギャップがあります。端的に言うと、内申点が不足気味だったのです。
しかし、なぜユリアさんは合格できたのか?ご紹介したいと思います。
また、もしもユリアさんが自分の子供だったらどうするか?あわせてご紹介します。
ユリアさんの性格と生い立ち
ユリアさんの性格と生い立ちについて、解説していきたいと思います。
理解力、吸収力が抜群に良い
言葉通りの話ですが、学校の授業で聞いてきた内容をその時点で理解してしまうタイプです。
一を聞いて十を知るタイプで、小学校生時代のテストも毎回100点でした。
特別に勉強しているのか?というと、そんなにガリガリと勉強しているわけでもない様子。
塾には通っていたようですが、本格的な受験予備校ではなく、地元でやっているような個人経営の補習塾に。
彼女の異常とも言える賢さと対照的なのが、兄の出来具合です。ユリアさんの高校受験と同時期に、兄も大学受験を迎えました。つまり、兄妹の年齢差は3歳。
兄のスペックは…高いとは言えず、偏差値50程度の公立高校に入学。大学には入らず、専門学校に進学するコトになりました。
勉強に関しては二人ともほぼ放任というか、放置の環境下で育ったわけです。
ところが進学先の公立高校は、一人は偏差値50、もう一人は偏差値70越え…大きな差が開いてしまいました。
明らかにユリアさん個人のスペック、努力によるものだと断言できます。
なぜ二人に能力差が生じたのか?
この検証については…またの機会に、別途ご紹介させて頂きたいと思います。
離婚して母子家庭。そして放置環境に
ユリアさんが小学校低学年の時に、父母が離婚しました。
離婚の原因は省略しますが、幼少期のユリアさんにとってはツライ経験だったと思います。そんなコトもあり、経済的に困窮しました。
母は働きに出なければならなくなったのでした。
祖父母の家に出戻りし、母子生活に。昼間は祖父母が面倒を見るコトになったのですが、勉強に関してはほぼ放置状態に。
周りの空気を読めない
ユリアさんは、頭が良すぎたのです。周りの空気が読めずに、歯に衣着せぬ発言を繰り出します。
その的を射た発言は、『ぐう正論』なのですが、鼻につく言い方だったり、空気が読めなかったりするワケです。
彼女は次第に周囲から疎まられる存在になっていきました。
イジメが原因で不登校気味に
そんな空気を読めないユリアさん。コドモ社会からは排除される…という動きになりますよね。
特に閉鎖的でムラのような公立小学校。彼女の性格は『ユニーク(独特)』ではなく、『異物』と捉えられたようでした。
ついに彼女をイジメる子が現れました。
そのイジメは壮絶だったようです。小学校高学年からイジメの対象となり、ユリアさんは不登校気味に。
中学1年生まで学校に行ったり、行かなかったり…の学校生活だったようです。
また、学校行事は不参加になりがちで、中学最後のイベントである修学旅行にも参加しなかったとか。
難関公立高校合格への道
暗い中学生活
口数も少なく、友達もほぼいない状態になってしまったユリアさん。中学生活は、暗くて出口が見えないトンネルのような生活だったのではないか?…と想像されます。
彼女にとって学校生活は四面楚歌。
周りは敵だらけに見えたかもしれません。
逆に言うと、そんな暗くて孤独な中学生活だったからこそ、勉強を頑張れたのかもしれません。
どういうことなのか…?検証してみました。
こうやって果たした復活劇
ユリアさんがなぜ不登校から脱し、難関公立高校の合格を得られたのか?
これは、二つの要因があったからではないか?と推測されます。
- 『この環境から脱したい!』という強い思いが一つの原動力となった。
孤独感から『私は、あいつらとは違う環境に行くんだ!』というマインドが固まって、大きな推進力になった。 - このままではダメになるんじゃないか?という危機感がつのった。
ユリアさんはラジオが大好きで、不登校時もよくラジオを聴いていたそう。家の中という閉鎖された空間の中で、外の様々な情報を仕入れていたのではないか?そして『私はこのままではダメになるんじゃないか?』という危機感をつのらせた。
上記の2点には、私の推測も含まれます。
でも、結果としては不登校から脱し、のめり込む様に勉強に励んでいったようです。
公立高校受験には不可避の内申制度
内申制度に異を唱えてもムダ
難関公立高校に進学するには、内申点の獲得が不可避です。
内申点を稼ぐ…というコトが必要になるワケです。単に勉強が出来るだけでは内申点を稼げません。
内申制度については、二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (4) (ビッグコミックス)の第33講『7月の先輩』に詳細が書かれています。ご参考ください。
実力ではなく、先生のサジ加減で内申点が決められてしまうのが内申制度。
人が人を評価するシステムなので、どうしても人情点が加算されます。そこにつけ込み、うまく立ち回れる生徒が、内申点を稼ぐコトができます。
私は、このシステムに異を唱えたいのですが、私一人が大声を上げたところで解決できる問題ではありません。
公立が嫌ならば、私立校に進学すればすむだけの話。
経済的にしんどいですが、我が家の子供達には私立校に進む方針でやっています。
ユリアさんの内申点
ユリアさんはどうだったでしょう?
きっと、内申点は不足気味だったと思います。
不登校気味だったり、修学旅行には参加せず…そんな彼女が難関公立高校に合格するには、当日のテスト結果が抜群に良いコトが必須条件です。
きっと、受験日前日まで頑張って、死に物狂いで勉強したのでしょう。
もしもユリアさんが自分の子供だったら
最後に、もしユリアさんが自分の本当の子供だったらどうしたか?についてです。
間違いなく、私立中学を受験する方向で話を持っていったと思います。
私の子供二人は凡人レベルです。そんな凡人レベルでさえ、私立中学受験に向けてそれなりにすれば…中学受験レベルで偏差値50〜55レベル(高校受験偏差値で70前後)の学校に入れたワケです。
ムスコ&ムスメはそのレベルの私立校に通っています。
もし、ユリアさんのスペックであれば、小学生の時に真面目に勉強すれば…きっと御三家レベルの私立中学を狙えたんじゃないか、と思われます。
先ほどご紹介した、『二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (4) 』(ビッグコミックス)では、奇しくも不登校の生徒『柴田まるみ』が登場します。
JGが多様性を重んじる学校と知り、JGを志望校に決めるシーンが出てきます。
私は、その学校の詳細を知りませんが、全般的に私立校は多様性を重んじる傾向があると思います。
また、多様性が尊重される学校では、ユリアさんの性格は『異物』ではなく、『ユニーク(独特)』と捉えられたでしょう。きっと。
今後、『柴田まるみ』がどうなるのか?現時点ではわかりませんが、長くツライ時期を乗り越えたユリアさんには楽しく、明るい高校生活を送って欲しいと、願っています。
お子様への最適化提案
最後までブログを読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
もう少しだけ!お付き合いください。
我が家のムスコは、中学受験が終わるまで個別指導塾のTOMASに通わせていました。
理由は、日能研の補習として『親では見きれない子供の苦手科目をサポートしてもらうのに最適』と考えたから。
集団塾と個別指導塾の距離、立地等も重要なポイントだと思いますが、
お住まいの地域やご家庭の事情によっては、適切な個別指導塾が見つからず、お困りの人も多いんじゃないかと。
上記のような境遇で、中学受験ドクター
が良かった!というママ友の話を聞きました。
そのお子様は、以下の理由でピッタリはまったそうです。
- (色々とワケがあって)集団塾に通いたくなかった。
- オンライン授業もOKで、通塾する必要がなかった。
- 特定の科目だけ伸び悩んでいたので、科目を絞って見てもらいたかった。
中学受験ドクター
の入塾に至るまでは、下記の流れだったそうです。
- 最初に無料(オンライン)体験講義で、春野陽子先生の授業を受けた。
- 授業後、『説明がわかりやすい!』とお子様が感動♪
- 『この先生に習いたい!!』と言うコトで入塾に。
春野先生の授業風景はコチラをご参考ください。

今でも無料体験講義を受けられるそうです。
是非!ご検討してみてはいかがでしょうか(^O^)
コメント
不登校の生徒の内申点は、その生徒の不利にならないように、特別な計算をします。公立なら文科省の通知に従っているはずです。
中学の内申点が無かったから合格できたと思います。
そういう生徒が高校の探究・研究活動で好成績を残すことが有るんですよね。
コメントありがとうございます。
不登校生徒に対する処置があるのですね。
知りませんでした。
教えていただき、ありがとうございました。
ブログにも書いたとおり、姪っ子は一を聞いて十を知るタイプの天才肌。
県下一の公立高校ですから、粒揃いの生徒が揃っていると予想されます。
そういう生徒達に良い刺激を受けて、将来の夢を持ってもらえたら良いなと願っています。