私立校に通う手段として特待生制度を活用するメリットとデメリットは

魅力的な学校探し

今後、経済的理由で中学受験を撤退するか否か?を考えた時に是非参考にして頂きたいのが特待制度。

結論から言うと、経済的だけでは得られない、メリットとデメリットがあるのです。

特待生制度のメリットとデメリットについて、ネットで調べると様々な記事が載っています。しかし、ほとんどが経済的視点でしか語られていないのです。

今回は、下記の情報、経験から得られた私の知見をご紹介したいと思います。

  • 実際にムスメが通う学校から得られた情報
  • 周囲のママ友達から聞いた情報
  • 塾で聞いた情報

また、子供の性格、目線によっても見方が変わってくる話です。お子様と十分にコミュニケーションを取った上で、学校選びするコトをお勧めします。

決して親の一存だけで決めてしまわないようにしましょうね。

なぜ特待生制度が存在するのか?

特待生制度って何?

まず、特待生制度って何?についての説明です。下記について、ご参考ください。

「私立中学を受験させたいが学費が高い」という方や、「公立中高一貫校や国立中学の併願校として私立中学も受験したいけれど、私立中学に入学することになった場合、入学後の経済面に不安がある」という方が検討したいのが私立中学で設けられている特待生制度です。 … まず、入学試験で成績上位に入り特待生枠に入る方法です。

出典:中学受験 特待生制度を受けるメリットと注意点とは? | 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』

引用先の特待生制度でも、経済的支援の意味合いで特待生制度を定義しているコトがわかります。

学校側で特待生制度を設定する理由

学校側がなぜ特待生制度を設けているのか?について、定説を解説します。
(私の勝手な解釈です。ひょっとしたら、他にも理由があるかもしれません)

  1. 特待生制度を使って偏差値レベルの高い生徒を集める。
  2. レベルの高い生徒をレベルの高い大学へ合格、進学させて学校の評価を上げる。
  3. 学校の評価が上がり、よりレベルの高い生徒が集まる。

1〜3のサイクルがうまく回れば、長い目で見て学校全体の生徒のレベル(偏差値)が上がっていきます。

私立校は、一般の会社と同じように生き残りをかけて熾烈な競争をしています。少子化の社会ですからね。

生徒が集まらなければ倒産してしまいます。

いかに大学進学実績を上げるか?が進学校の使命の一つだと思います。

メリットについて

子供目線でのメリット

下記のようなお子様にとって、特待生制度は良いと思われます。

  • 学校内で自分が上位に位置するコトで自尊心を保ちたい。

そもそも、何にとって上位でありたいのか?2種類あると思っています。

  • 校内で上位なのか?
  • 世間的に上位の学校なのか?

ムスメの場合は、後者の立場でした。世間一般の人々に『スゴイ!』と言われたいタイプなんでしょう。

ですので、幾つか合格が得られた中で一番偏差値が高い学校を選びました。特待制度のある別の学校に特待合格を頂きましたが、その学校には目もくれず…。

親目線でのメリット

親目線では、下記のようなメリットもあります。

  • 校内で上位に位置するコトで、上位の大学推薦を確保できる。

レベルの高くない学校であっても、若干名の早慶枠が用意されているコトがあります。

学年で上位をキープできれば、特待生制度で費用が少なくて済む上に、大学受験時に労せずにハイレベルの学校の推薦をもらえるかもしれません。

筋書き通りにいけば、こんなにおいしいシステムはないですよね。

デメリット

メンタル的にしんどいと思う

常に校内で上位をキープする必要があります。子供にとっては、それがプレッシャーに感じる子もいるようです。

過去に、特待生制度を設けている学校の先生に聞いてみたコトがあります。

『特待生制度をプレッシャーに感じ、メンタル的にやられちゃった生徒さんっていますか?』

…という、かなり失礼でストレートな質問内容でした。先生は一考した後、

『そのようなケースについては今までなかったです』

と、言葉を選んで回答して下さいました。勉強が大変だというクチコミの学校でしたので、何か思い当たる節でもあったのかなぁ…と勘ぐってしまいました。

本当のところはわかりませんが。

いじめられる?

どんなレベルの学校か?で話は変わる

基本的には、自分の持ち偏差値より5〜10低い学校を受けることになります。例えば、上記二つの学校があるとしましょう。

  1. 一般生徒の偏差値が55で特待生が62の学校。
  2. 一般生徒の偏差値が37で特待生が45の学校。

上記の二つの学校は、大きく質が異なると言えます。

誤解を恐れずに言うと、1のパターンの学校の方が『意識が高い子供の確率が高い』と言えます。

確率論的な話になりますが、意識の高い子供が多い環境と、少ない環境にいるのってどちらが良いか…?

私は、前者だと思っています

クラス落ちのパターンでは?

『特待生クラス』と『一般クラス』が設定されている学校があるとします。

もし、子供の成績が芳しくなく、『特待生クラス』から『一般クラス』に落ちちゃった場合…いじめのきっかけになるかもしれません。

自分の身の回りで、そのような経験をした人はいません。しかし、いじめられなかったとしても、本人が精神的にキツイかもなぁ…と思います。

お勧めの特待生制度の学校とは?

我が家では、次のように画策しています。

自分のムスコの持ち偏差値より5〜10高い学校を本命校としています。

そして、同じ偏差値帯に特待生制度の学校があります。(上記で言うと、1のレベルの学校)

最後はどうなるかわかりませんが…常に、上を見させる。そして、そのレベルを目指せれば良いかなぁ…と考えています。

もし、本命校がダメでも…下記のメリットがあると考えています。

  • それなりにムスコの偏差値は上昇するはず。
  • 少なくとも現状維持は可能なはず。
  • 上記1のレベルの学校への合格は果たせるかもしれない。

このように夢見ているのですが、ムスメの時も同じようなコトを考えていたような…

ちなみに、ムスメの時の中学受験の総括はこちらをご参考下さい。

どういう結果になったとしても、子供が頑張った成果です。

結果は素直に受け止めたいですね。

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