2020年5月現在。当たり前ですが、コロナ禍で全ての家庭がSTAY HOME状態です。
一人になりたくても、一人部屋が無く…ストレスが溜まっているご家庭もあるでしょう。
我が家もその状態です。
経済的理由で中学受験を撤退するご家庭も出てきたかもしれません。この状況ならば、賢明な判断だと思います。
コロナ禍によって日常が壊され…経済的理由以外で、中学受験どころではなくなってしまった…なんて言うご家庭も少なくないのではないか?と思います。
どういう影響が出てきたのか?再整理と、それに対して撤退か継続か問題(以下、『進退問題』)について、考察してみました。
結論から言うと、コロナ禍が『進退問題』を加速させただけで、ほとんどがいずれ勃発していた問題です。

それ…言ったらアカンやつ!
ついに炎上商法かい!!
確かに。paddle師匠…今回、私は少し辛口です。批判を覚悟の上、論じさせて頂きます。
どういう気の持ち様であるべきか、現状を整理しながら紹介させていただきますね。
我が家を含め、問題を抱えている家庭
コロナ禍で発生している問題
現状、中学受験受験生を抱えるご家庭で、コロナ禍が原因で発生しているであろう問題を整理してみました。
- コロナ疲れ…経済的とか、色々あってメンタル的にマイってしまった。
・色々あって子供がマイった。
・色々あって親がマイった。 - 家族構成上の理由…休校中の子供の勉強をサポートできなくなった。
・子供が多くて兄弟がジャマしてくる。
・子供は一人だけど、親が共働きで両方リモートワーク。子供の勉強を見られない。 - 『中学受験は辞めたくない』と子供は言うが、真面目に取り組まない。
・コロナ禍で自宅で勉強し放題!…なのに、何となくダラダラしちゃう。 - そもそも子供が勉強ギライでやる気がなかった。
・ゲームばかりで勉強したがらない。
・実は、親主導で塾に通わされていた。
ザックリ、問題の重症度順に書き出してみました。複合的な要素が含まれているでしょう。
4は論外かもしれませんね(^^;
『一旦、撤退』すべき家庭
一旦、中学受験を撤退すべきなのは、赤字のメンタル的な問題(以下、メンタル問題)を抱えてしまったご家庭だと思います。
まず『中学受験どころではない問題』です。
中学受験は心身が健康な上で成立するものであり、コロナ禍はいつ終息するのかわからないトコロが厄介な点です。
様々な理由があって、『メンタル問題』に発展するコトがあるでしょう。その問題に介入するコトはできませんが…
私からできるアドバイスとしては、中学受験から『一旦、撤退』論です。
中学受験から一切身を引くコトではありません。
メンタル問題は、様々な原因が考えられます。軽度から重度まで。
その問題についてケース別解決法等、私にはアドバイスできませんが、今後の人生に悪影響を及ぼしかねない問題です。コロナ禍が過ぎ去るまで、『一旦、撤退』をお勧めします。
その他の問題
その他、2〜4について。度合いはあるものの、進退問題は通常の生活、平時の中で起こりうるものです。
我が家も勃発するコトが多々あります。…と、いうか日常茶飯事です。
そういう時、どうすべきか?
4歳年上のムスメの受験時にどうしてきたか?をご紹介しながら紐解きたいと思います。
中学受験の『進退問題』
中学受験の『進退問題』については、家庭内で勃発する論争です。
私の肌感覚ですが、95%以上のご家庭で勃発していると思います。断言できるのは、私の身の回りではほぼ100%でした。(サンプル数:ざっくり30人)
世の中には、『進退問題』が理由で離婚する家庭もあるくらいですから。

何のための中学受験やねん?
そこまでして難関中学に拘るんかい?
…って問いたくなりますよね。幸せな家庭を築くのがお父さんの役割じゃないのか?と思うんですが、そういうご家庭が実在するそうです。
中学受験のストレス対策(ムスメ編)
平時でさえモメる中学受験
ムスメが中学受験時の話です。ムスコとは4歳差、2018年に中学受験しました。
そのムスメが小4になる年、小3の3月にNに入塾しました。同じ時期に顔見知りの小学生、幼稚園出身が6人Nに入塾しましたが…
そのうちの3人、割合で言うと50%、塾を辞めていきました。
この後、辞めた3人のうち、中学受験自体を辞めたのは1人だけ。あとの2人は、個別指導塾やら、公立一貫校向け塾への転塾だったワケで、中学受験は辞めなかったワケです。
何を言いたいか…?
平時でさえ、モメるんです。中学受験って。
最後まで通塾していた3人とも全員、『進退問題』を抱えていました。
他塾に通うママ友経由でも聞きましたが、我が家の周りではほぼ100%、『進退問題』を経験しました。それを乗り超えた上での中学受験だったワケです。
中学受験ストレス対策本
受験ストレス対策本なるものが売られています。
中学受験は挑戦したほうが100倍子どものためになる理由: 迷っている親子のための受験のすすめ
著者の田中 純(たなか じゅん)さん
1955年東京生まれ。開成中学校・高等学校、国際基督教大学(ICU)教養学部教育学科卒業。神経研究所附属晴和病院、南新宿診療室を経て中学高等学校教諭となる。公文国際学園開校準備に参加し、開校後は学校カウンセラーとして勤務。現在は赤坂溜池クリニックやNISE日能研健康創生研究所等でカウンセリングやコンサルテーションを行っている。出典:インターエデュ
確か、ムスメが5年生の頃だったと思います。この田中先生が講師のセミナーに参加したコトがありました。
ナマナマしい話をすると…その頃の私は、心底疲れていました。『進退問題』に直面していたワケです。
- そんなのキレイゴトじゃん!
- それは…オレに響いても、うちのコには響かない…
- 開成に行った人に…うちのコの出来なさ具合の何が分かるんだ!
当時の率直な感想って、こんな感じでした。
私自身が五里霧中にいた状態なので、どんなワラにでもすがりたい気持ちだったはずなのに、どんなワラも信用できない状態だったワケです。

メンドくさい奴やなー!
…しかし、中学受験が終わって、初めて田中先生の言葉に気づいたワケです。
- 諦めずに走りきって良かった!
- 挑戦して良かった!
- やって良かった!
中学受験が終わって、走りきってみてようやく心の霧が晴れたワケです。
中学受験って、終わるまでワカラナイものなんだ…と初めて気付けたワケです。
最後に
2020年5月現在。コロナ禍で先の見えない状態です。
私がムスメの中学受験時に経験した『五里霧中状態』は、初めて中学受験を経験する保護者さんにとってはもっと濃い霧の中にいるかもしれません。
偏差値は、あまり関係ないように思えます。
問題は、親の気の持ち様なんだ…と2回目の中学受験を通じて思うように心掛けています。
コメント