中学受験をご検討中の保護者の皆様、ご苦労様です。
2021年6月26日(土)、ムスコと青山学院大学系属浦和ルーテル学院中学校(以下、浦和ルーテル)の現地学校説明会に行ってきました。

ウチのムスコは?感触どうなん??
結論から言うと…残念ながらムスコは興味を持ちませんでした。
親目線ではとても魅了的な学校だと思ったのですが、ムスコにとって何がダメだったのか?
今回は、事前に調べた情報や学校説明会で伺った情報から、保護者の観点と子供の観点を対比しながら考察します。
また、浦和ルーテルの魅力と向いてそうなコについても。
では、行ってみましょう!
なぜ人気校になったのか?
なぜ人気校になったのか?その経緯を調べてみました。
青山学院の係属化
2019年、浦和ルーテルは青山学院大学の系属校(以下、青学ブランド化)となりました。
完全に青学ブランド化になると、(原則)希望者全員が青山学院大学への進学が可能になるそうです。
では、いつからその制度が適用されるのか?
実際には2019年4月に入学する小学生が大学進学する時なので、2031年に大学進学する生徒から適用対象になるそうです。
それまでの間は、『経過措置』で段階的に推薦枠が拡大していくそう。
2020年は、1学部一人の推薦枠を獲得?
2021年は、1学科一人の推薦枠を獲得?
実際に進学した人数は、説明会の場では非公表でした。
でも、着々と推薦枠が広がりつつあるようですね。
青山学院大学の学部数は11学部、学科数は25学科。
浦和ルーテルの高校生の1学年あたり定員数が75名らしいので、現段階で33%の推薦枠を保持していると仮定できます。
中学受験偏差値の動向
2018年までのR4偏差値表は、以下の感じでした。
合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階(RANGE=レンジ)を示し、『R4=80%、R3=50%、R2=20%』を意味します。 出典;日能研
偏差値は…あまり良いとは言い切れませんね。
そして、青学ブランド化が決まってからの偏差値の変化を見てみます。
2021年の結果R4偏差値表によると、以下の状況になっていました。
なんと!2年間で偏差値20上昇したのです!!
青学ブランド化の効果って、スゴイですね(^_^;)
青学ブランド前から魅力的だった!
青学ブランド化になった。
⬇︎
周りから注目を浴びる様になった。
ですが、それ以前から魅力的な学校の様でした。
どう言った点で魅力的なのか?
一言で言うと少人数制。
説明会で聞いた内容、学校側から頂いた記事からも、少人数制で生徒個人の能力を伸ばすコトに力を入れている様子が伺えます。
入口偏差値に対して出口偏差値が高い学校として、長年注目されていなかったとも言えますね(^_^)
説明会時に聞いた情報
説明会時に教えて頂いた話として、特筆ポイントが2点あります。
中学受験時の併願校と面接の話ですね。興味深かったのでご紹介します。
浦和ルーテルの併願校
併願校は、下記のような付属校が多いとのコト。
- 青山学院中等部
- 東洋大学京北中学高等学校
- 立教新座中学校
- 明治大学付属中野八王子中学高等学校
- 明治学院中学校
(順不同)
付属校狙いの一環として浦和ルーテルを受験する様です。
全ての学校をメモできなかったのですが、ほとんどが大学付属校でした(^_^;)
親御様の意向が色濃く反映されている印象がありますね。
面接時の注意事項
面接は、受験生6名で1組のグループ面接。
同じ質問を6名全員に聞いて、受験生達が回答していく様です。
質問内容の例は、以下ご参考ください。
- 志望理由。
- 小学校時代に力を入れて来たコト。
特に面接で反抗的な態度等を取らない限り問題無いそうです。
説明会時の浦和ルーテルの印象
保護者である私と、中学受験生であるムスコの二人の視点で印象を書き出してみました。
私の印象
説明会での浦和ルーテルの先生方は、青学ブランド化に浮かれるコトなく以前と変わらず生徒達と接している印象でした。
高飛車になっている様子もなく、先生達が親切に案内してくれていたかと。
説明会の場所も学校内のチャペルで、暖かい光が差し込んで穏やかな気分になれる場所でした。
写真撮影NGでしたので、リンク先の写真を参考まで。
出典:Googleマップ
少人数制、小中高の一貫教育というコトもあり、アットホームな感じがする…というのが説明会全体を通しての印象になります。
ムスコの印象
ムスコの話していた感想を書き出すと、以下の通り。
- 生徒達の本当の様子がわからない。
⇨(動画で生徒インタビューの様子を見せて頂いたのですが)生徒達はセリフを棒読みしている感があって、実情がわからない。 - 人数が少なすぎる!
⇨男子の数が少なすぎるので、部活とか楽しめなさそう。
男女比も女子の比率が多いみたいでヤダ。とのコト。 - 学校のプールを一般市民に貸し出してるのがヤダ!
⇨理由は不明ですが、なぜかイヤみたいです(^_^;)
ムスコの目線では、良い印象が無かったようです。
特に少人数制。ムスコにとっては楽しくなさそう。
これは、子供にとって好き/嫌いがハッキリ分かれそうですね。
逆にこれが良い!って思えるお子さんにとっては向いてる学校じゃないかと。
最後に
現地説明会に行って現場を見るコトで、ムスコ目線で学校を判断する良い機会だったと思います。
私自身も青学ブランドに目が眩んでしまい、ムスコの気持ちを見過ごしていたのが反省点かと。
コロナ禍でなかなか説明会の予約が難しい状況ですが、子供と現地に足を運べる貴重な機会。
受験までに時間を作って見ておきたいですね。
※説明会で頂いたポストイットです。
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