2019年12月22日、高校アメフト界の頂点を決める”クリスマスボウル”が開催されました。
立命館宇治高等学校が優勝したようです。
部員の方々、ならびに関係者の方々、優勝おめでとうございます。
1980年代後半、バブル華やかなりし頃…高校生だった私もアメフト部に所属し、部活動に専念していました。
当時は弱小部でしたが、この全国大会出場を目標にガチでやっていました。
地区予選に勝ち残れず、引退したのは10月頃の予選の試合だったと記憶しています。
部活動をしながら勉強を両立するのはかなり大変でした。
しかし、大学付属校だからこそ得られる、貴重な経験だったと思います。
今回は、強豪アメフト部の大半が、なぜ大学付属校なのかを検討しました。
アメフト強豪校とは?
下の図は、高校アメフトの2019年アメフト 全国大会のトーナメント表です。
地区予選を勝ち上がってきた関西、関東の各10校、合計20校が全国大会に出場します。
※トーナメント表は、決勝前のものです。
出場校に注目すると、過半数が大学付属校を占めているコトがわかります。
【関西の出場校】
関西の出場高校 | 付属大学 |
---|---|
立命館宇治高等学校 | 立命館大学 |
南山高等学校 | 南山大学 |
啓明学院高等学校 | 関西学院大学 |
同志社国際高等学校 | 同志社大学 |
関西大学第一高等学校 | 関西大学 |
関西学院高等部 | 関西学院大学 |
追手門学院高等学校 | 追手門学院大学 |
崇徳高等学校 | ーーーー |
立命館守山高等学校 | 立命館大学 |
箕面自由学園高等学校 | ーーーー |
【関東の出場校】
関東の出場高校 | 付属大学 |
---|---|
法政大学第二高校 | 法政大学 |
早稲田実業学校高等部 | 早稲田大学 |
千葉日本大学第一高校 | 日本大学 |
早稲田大学高等学院 | 早稲田大学 |
知徳高校 | ーーーー |
立教新座高校 | 立教大学 |
県立横浜栄高校 | ーーーー |
足立学園高校 | ーーーー |
慶應義塾高校 | 慶應義塾大学 |
佼成学園高校 | ーーーー |
付属校のアメフト部が強い3つの説
なぜ付属校のアメフト部が強いのか?
理由は、大きく3つの説があると思います。
進学校は引退が早いため、強くなれない
進学校の場合は、早くて高校2年生の秋、遅くとも3年生の春で引退するため、3年生の秋まで活動できないのです。
大学が約束された付属校の生徒達は、引退せずに3年生の秋まで部活動に専念できます。
だから、強くなる…という説です。
(一部の例外はあるようです)
アメフトは高校から始めるスポーツ
私がアメフト部に入部したのは、一言で言えば、”高校から始めるスポーツ”だからです。
私は、中学生までバドミントン部に所属していました。
高校はバドミントン部が無い学校でしたので、他の運動部への入部を検討していました。
運動には自信があったものの、サッカー、野球、テニス等では中学時代から経験者がいます。
自分がゼロから始めて、レギュラーになるコトは無理だと思いました。
高校から始めるスポーツで、全員が同じスタートラインであれば、私も活躍できるはず!…と思い、アメフト部の入部を決めました。
このような理由で始める人は多いと思うのです。
しかも、アメフトは運動神経が求められますが、何より体作りが必須です。
体が十分に出来ていないと、怪我だらけになってしまいます。
私は当初、ルールもわからずにカッコ良さだけに憧れて入部しました。しかも、当時は部員数も少ないため、試合に出場する人数を確保するのも大変だったと記憶しています。
なんとかレギュラー選手になり、アメフトの練習に明け暮れる生活を送りました。
高校OBが指導しにくる
高校でプレーし、大学進学後も体育会や同好会のアメフト部に所属し、活躍する高校のOBが指導、コーチに来てくれます。
現役高校生は、ハイレベルなOB達によって鍛え上げられ、レベルアップしていきます。
そのDNAが受け継がれ、強さが伝承されていくのだと思います。
最後に
2019年…日本は、ラグビーワールドカップに沸いた年でした。来年は…2020年!日本中はオリンピックで沸き立つでしょう。
いつかは…!
アメリカンフットボールも注目されるようになると良いですね。
コメント